警察官試験の合格には、最低300時間の勉強が必要です【スケジュールあり】

警察官試験の合格に必要な勉強時間を知りたいなぁ…
大学3年の春から勉強を始める人が多いらしいけど、本当はどうなんだろう?
できればもうちょっと遊びたいし、ノンビリしたい…。
秋ごろから勉強をスタートしても、間に合うのかな?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 警察官試験の合格に必要な勉強時間がわかる
- 勉強をスタートする時期がわかる
- 大学3年生〜4年生のタイムスケジュールがわかる
公務員試験予備校で講師の経験があります。多くの大学生と接してきた経験をベースにこの記事を書いています。
警察官になりたいと思っている方の参考になるとうれしいです。
警察官試験の合格→勉強時間は300時間必要です
最短で300時間の勉強で合格ラインに到達できます。1日に1時間の勉強なら、約1年です。
個人差はありますので、目安の時間だと考えてください。
警察官試験は他の公務員試験と比べると、少ない勉強時間で合格ラインに到達できます。
難易度もそれほど高くありません。
勉強時間の大半を配点の高い科目に使う
警察官試験に合格するためには、時間配分が大切です。多く時間を使うのは、配点の高い科目です。
すべての科目を均等に勉強する必要はありません。割り切りが大切です。
捨て科目を作って効率的に勉強を進める
苦手な科目に時間をかけるのは、無駄です。
捨て科目を作り、効率的に勉強をすることが大事です。
捨て科目については、【警察官試験】捨て科目は作るべき【効率重視で65%を目指す戦略】 の記事で詳しく触れています。
文系の学生なら、数学や物理を捨て科目にしても合格できます。
【1次試験対策】一般知能の勉強時間を多くする
勉強時間の配分は配点(出題数)を目安に考えます。計画が立てやすくなります。
警察官試験で最も多い「5月型」の場合、50問中25問が一般知能です。
一般知能は文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈の4科目です。
科目について参考になります。https://www.jitsumu.co.jp
一般知能の出来が1次試験の合格に大きく影響します。
警察官試験の勉強をスタートして数か月は一般知能の4科目を集中的に勉強しても良いと思います。それぐらい重要な科目です。
面接対策は「すきま時間」で進めておく
1次試験と2次試験を合わせて一番配点が高いのは面接です。
警察官試験の勉強をスタートすると、面接は後回しになりがちです。
合格者ほど、早い時期から面接対策をスタートしています。
本格的な対策をスタートするのは、年明けからで充分です。
それまでに面接に必要な材料を少しずつ準備しておきます。
すき間時間に考える面接対策
具体的には、つぎの2つについて考えます。
- 自己PR
- 志望動機
移動の電車の中やお風呂に入っている時に考えて、浮かんだことをメモ。
箇条書きで充分です。
このメモを直前にまとめるだけで、面接で話すことの軸が完成します。
早い時期から少しずつ、進めておくことをおすすめします。
大学3年生〜4年生のタイムスケジュール
勉強を始める前に1年間の大きな流れをイメージしておくと計画が立てやすくなります。
次の2つのパターンについて解説します。
- 大学3年生の春〜夏スタート
- 大学3年生の秋以降スタート
理想は3年生の春〜夏スタート
3年生の春〜夏に勉強を開始すれば、時間に余裕があるので無理なく進めることができます。
予備校のカリキュラムも基本的には、春〜夏にスタートするように組まれています。
- 年内…インプット→随時、過去問で演習
- 1月以降…完全にアウトプット中心。模試を活用
民間企業を併願する人は、忙しくなってきます。民間企業のエントリーシート作成や面接対策と同時進行で警察官の面接も進めます。
3月以降は苦手分野の最終チェックです。
秋以降のスタートなら試験対策中心の生活にする
まず、生活の中心を警察官試験にしてください。時間が足りないので。
大学、バイト、クラブ活動は最小限。
とにかく、どうしても必要なこと以外の時間はすべて勉強。理想は、勉強中心の生活です。
数的処理中心、捨て科目多めにします。
時間配分を間違えない!
1次試験に時間をかけすぎないことが大切です。とくに独学の人。
予備校を利用するなら、予備校のカリキュラム通りに進めればOKです。
スケジュールや時間配分について考えることなく、勉強に集中できるのが大きなメリットです。
短期コースを利用する場合、警察官試験予備校の短期コース【半年で合格ラインに到達できます】 の記事が参考になります。
効率的に勉強するなら、予備校一択
どうしても勉強時間を確保するのが難しい場合は、予備校を活用した方が良いです。
予備校を活用するメリットは、すぐに質問できるところです。
自分で調べたり、いろいろ考えたりする時間をカットできます。
1次試験の重要科目である数的処理は解答を見ても、解き方が分からないことがあります。
講師に質問できる予備校なら、すぐに解決することができます。
予備校を活用する場合、警察官試験におすすめの予備校3選【自分の条件で選ぶべき】の記事が参考になると思います。
とにかく300時間を確保する方法を考える
警察官試験は難易度が高い試験ではありません。
一定の量の勉強をすれば合格ラインに到達することができます。
問題は忙しい大学生活の中で「どうやって勉強時間を確保するか」という点です。
すきま時間や移動時間を有効に使って、コツコツと勉強してください。
効率よく勉強を進めて、警察官になる夢をかなえてください。